海外マンガ交流部会 第9回例会
日本マンガ学会海外マンガ交流部会第9回例会「海外マンガと翻訳」
日時:2016年7月30日(土)午後2時~5時30分
場所:専修大学神田キャンパス7号館772教室
(会場までのアクセス)
・水道橋駅(JR)西口より徒歩7分
・九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5より徒歩3分
・神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)出口A2より徒歩3分
*生田キャンパスではありませんのでご注意ください。
スケジュール
14:00-14:30 「報告1」
鈴木・CJ・繁(ニューヨーク市立大学)「マンガ/コミックスの翻訳にまつわる諸問題――日本語と英語圏マンガの翻訳を中心に」
14:30-15:05 「報告2」
ライアン・ホームバーグ(博報財団日本国際研究フェローシップ招聘研究者・日本マンガ研究・翻訳者)「活字声優としてのマンガ翻訳論」
15:20-16:20「トーク・セッション」
椎名ゆかり(翻訳者・コーディネーター・東京藝術大学非常勤講師)「海外マンガ翻訳事情の現在」
16:30-17:30「講演」
小野耕世氏(マンガ評論家・翻訳家)「私のマンガ翻訳体験――1970年代初めから現在まで」
部会代表:小野 耕世
事務局:中垣 恒太郎(問い合わせメールフォーム)
企画概要
毎年度、開催している日本マンガ学会海外マンガ交流部会の定例年次部会として、海外マンガ研究に関する研究会を東京・神田にある専修大学にて開催します。
本年度のテーマは「海外マンガと翻訳」と題して、実際に海外マンガおよび日本マンガの海外翻訳紹介に携わっている方々による講演、トーク・セッション、報告の計3件を予定しています。
マンガを翻訳・紹介するというのはどういうことなのか。海外マンガをめぐる祭典「海外マンガフェスタ」や年間の海外マンガ出版をふりかえる「ガイマン賞」などもすっかり定着してきていますが、言葉のみならず、文化コードが大きく異なるマンガ文化を翻訳・紹介していくうえでどのような工夫がなされ、どのような困難・課題を抱えているのでしょうか。また、文字と絵・イメージが混在するマンガ/コミックスを翻訳するという行為はどのように文字表現による翻訳と異なるものになるのでしょうか。比較メディアの観点も論点として浮かび上がってくることになるでしょう。翻訳者、エージェント、編集者、研究者、そして読者の立場から、現在、そしてこれからの「海外マンガと翻訳」事情を共に展望してみることにします。
海外マンガ交流部会の特性を活かし、多様な視点によるワークショップ。トーク・セッション形式の対話型研究会を志向するものです。ぜひ多くの方々にご参加いただけますように!