昭和のくらし博物館特別展 映画「この世界の片隅に」~すずさんのおうち展


会 期:2018年11月2日(金)~2019年5月6日(月)
開館日 金・土・日・祝日10:00~17:00
場所:昭和のくらし博物館 (大田区南久が原2-26-19)
入館料:大人500円・小学生~高校生300円・友の会300円
主 催:NPO法人昭和のくらし博物館

戦時下、広島・呉に18歳で嫁いだ“すずさん”の日常を丹念に描いた、映画「この世界の片隅に」。多くの人の賛同を集めて記録的なヒットとなり、現在も全国で上映が続いているアニメーション映画です。製作にあたっては、片渕須直監督が作画担当の浦谷千恵監督補と共に緻密な調査と自身も多くの実体験を重ねました。当昭和のくらし博物館へも度々足を運んで下さり、くらしを体験し、映画のモデルの一つとなりました。
 本特別展では、アニメの複製原画の他、初紹介となる浦谷監督補の製作ノートや描き下し原画を紹介すると共に、 “すずさんのおうち”として茶の間、台所、土間、座敷の裁縫の様子など、映画に登場する道具の一部を展示している他、その当時の生活感を再現しています。同時開催として、本館2階で企画展「楽しき哀しき昭和の子ども」展も開催中(~9/1(日))。漫画家の高野文子さんが展示の一部「山口家の子ども部屋」の展示監修を手掛けています。

<作品について>
原作・こうの史代/監督、脚本・片渕須直/監督補・浦谷千恵/主演・のん/音楽・コトリンゴ
クラウドファンディングで一般から多くの共感と制作資金を集めて完成させ、2016年に公開。
 以後支持は全国に広がり、第40回日本アカデミー賞など数々の賞を受賞し、現在世界60以上の国や地域で上映され、ロングラン上映が続いている。延長版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が2019年に公開予定。

■展示内容
①原画展示
映画の複製原画46点、設定スケッチ、浦谷千恵監督補描き下ろし水彩画「すずさんのくらしの学校」12点、製作の参考としたスケッチ24枚の他、監督が参考のために集めた資料コレクションを紹介。
②再現展示
博物館となっている登録文化財小泉家住宅(昭和26年建築)の中に、映画に登場する道具を中心に、北條家の一部を再現。茶の間、台所、土間、座敷の裁縫の様子の他、登場人物を衣装で表現する。片渕監督と浦谷監督補が製作の参考にして下さった、“すずさんが生きた時代”を、博物館の空間と実体験と共に感じていただければと思います。

■体験コーナー
庭で下記の体験を随時行っています。フォトスポットにもなります。
・井戸の水汲み
・天秤棒をかつぐ
・モンペと割烹着、海苔干し職人姿の試着
・風呂敷包をかつぐ
・背負子をかつぐ
・洗濯板の洗濯

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