『西原理恵子の「あなたがいたから」 運命の人 鴨志田穣』
[編]NHK「こころの遺伝子」制作班
主婦と生活社
2011年2月7日発行
定価:933円
ISBN978-4-391-13995-2
[目次]
プロローグ
第1章 “負の波”のはじまり~田舎と貧困~
目の前に広がる「行き止まり」の風景
大好きな相手に「死んでくれ」と願う気持ち
「ここから逃げなさい」母が託した百万円
第2章 上京。それでも続く“負の連鎖”
夜のアルバイト先は「ダメ人間の見本市」
負ければ負けるほど読者が喜ぶ「ギャンブル体験漫画」
気付けばはまっていた「ギャンブルの魔力」
断ち切れない“負の連鎖”の中に
第3章 鴨ちゃんとの運命の出会い
「君の知らない世界を見せてあげるよ」
想像もしなかった貧困と、笑う子どもたち
笑う幸せを教えてくれた、鴨ちゃんという男
第4章 結婚、そして鴨ちゃんのアルコール依存と離婚
「強い男になって、父親を見返したい」
初めての戦場取材で見たものは
戦場カメラマン失格
出会うべくして出会った二人
結婚、二人の子ども、そして戦場のフラッシュバック
売れていく妻、挫折した自分
西原さんを再び襲う“負の波”
子どもを取るか、夫を取るか。迷いはなかった
二人を救った遺伝子が“負の波”に変わる悲劇
第5章 鴨ちゃんのかん死と、家族の再生
吐血、入院十回。それは“静かな自殺”だった
自分のいるべき場所はここなのか
人間は「記憶を上書き」できる
子どもたちのために交わした、ある約束
泣き止まない西原さんに、子どもたちがしてくれたこと
第6章 コロッケ屋のおばちゃんでいたい
家族は憎み合っちゃいけない
西原さんのたった一つの後悔とは
生きていくことは、働き続けること
私たち“負の連鎖”から抜け出せたかな?
あとがき
西田敏行のコラム
西原さんの子ども時代に重ね合わせた僕の生い立ち
怒りや涙を笑いに変える。だから人間はいとおしい
息子に受け継がれていくカメラマンとしての遺伝子
家族の絆、その素晴らしさにやっぱり涙が
男と女は別々の生き物?~番組収録を終えて~