日本マンガ学会 第13回大会(北九州市漫画ミュージアム・あるあるYY劇場)
と き 2013年7月6日(土)7月7日(日)
ところ 北九州市漫画ミュージアム企画展示室/あるあるYY劇場
福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5あるあるCity
JR小倉駅新幹線口から徒歩2分
主 催 北九州市漫画ミュージアム・日本マンガ学会
共 催 女性MANGA研究プロジェクト(JSPS KAKENHI No.24320047)
協 力 熊本マンガミュージアムプロジェクト
参加費 無料ですが、漫画ミュージアム常設展チケット、または年間パスポートが必要です
常設展観覧料(1日につき)一般400円・中高生200円・小学生100円
年間パスポート 一般2,000円・中高生1,500円・小学生1,000円
※会員には事前に招待券を発送・当日入会の方も観覧料無料
※懇親会は会員・一般ともに一律2,500円
申 込 不要
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・会員への参加案内送付について
・宿泊について
プログラム1日目:7月6日(土)
場所:あるあるCity5階・6階 北九州市漫画ミュージアム
12:00~ 参加者受付開始
漫画ミュージアム5階企画展示室エントランス
13:00~ 開会あいさつ 5階企画展示室C
北橋健治(北九州市長)
13:15~16:40 研究発表
- 研究発表は、口頭発表:会場1,会場2,会場3に分かれて行います。
- 口頭発表の発表時間の内訳は発表25分+質疑5分となります。発表者の交代に5分使います。
13:15~16:40 口頭発表 :会場1 5階 企画展示室A
- 角田信(横浜国立大学大学院教育学研究科)
手塚治虫の怪物-メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」と「ブラック・ジャック」 - 森下達(京都大学大学院文学研究科)
手塚治虫『罪と罰』精読-キャラクター表現と「映画」的手法 - コピローワ・オーリガ(京都精華大学大学院マンガ研究科博士後期課程)
マンガ学とアダプテーション論の融合を目指して-京極夏彦『巷説百物語』のマンガ化を例に - 清岡美津夫(NPO三国志フォーラム)
横山光輝『三国志』に見られる連環画の再構築 - アントニョノカ・オルガ(京都精華大学大学院マンガ研究科博士後期課程)
少女マンガにおける社会批評性の可能性と限界-「なのはな」における人種化されたジェンダー - 鈴木真吾(学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程)
描かれたヘヴィメタル-マンガにおけるヘヴィメタル表象の分析
13:15~16:40 口頭発表 :会場2 5階 企画展示室C
- 森山高至(一般)
マンガにおける都市と牢獄-弐瓶勉作品をめぐる都市と牢獄、その垂直性の意味を探る - 中川祐志(六甲アスペルガー研究所)
『バクマン。』新妻エイジの言動から見るアスペルガー的特性-天才と呼ばれるキャラクターの能力と魅力、その根幹となる個性についての考察 - 杉本=バウエンス・ジェシカ(京都精華大学国際マンガ研究センター)
ヨーロッパのBDの日本人ヒロイン - 鈴木繁(ニューヨーク市立大学バルーク校)
歴史的な力に抗う試みとしてのコミックス-ジーン・ルエン・ヤン『アメリカ生まれの中国人』について - 日高利泰(京都大学大学院人間・環境学研究科/日本学術振興会特別研究員)
「学校読書調査」を利用した読者像の推定 - 雑賀忠宏(甲南女子大学非常勤講師)
悪書追放運動期前後の<マンガ家>像とその正統性の構造-『鋭角』・『全国貸本新聞』紙上におけるその連続性と差異をめぐって
13:15~14:55 口頭発表 :会場3 5階 企画展示室B
- 鈴木翠(京都精華大学大学院マンガ研究科)
メディアとしての同人誌が持つ特性と可能性-やおい活動における同人誌制作 - 真木恵・菊池英明(早稲田大学大学院人間科学研究科)
声優演技音声の声質とキャラクタ印象のステレオタイプ-キャラクタ印象評価尺度の構築と声質の印象評価実験を通して - 小室裕一(NPO法人日本マンガ・アニメトキワ荘フォーラム副理事長、明治大学兼任講師)・小出幹雄(トキワ荘通り協働プロジェクト協議会事務局長)
トキワ荘通りにおける公民協働の分析-マンガ文化を活かした街づくり
ポスター発表 会場4 6階 常設展示エリア イベントコーナー
大会2日目(7/7)の昼休み(12:30~14:00)に、発表者による説明および参加者との情報交換の時間を設けます。
- 船津徹(一般)・三浦知志・窪俊一・和田裕一(東北大学大学院情報科学研究科)
日本のマンガの場面描写の分析-コマの表現法の時代による変遷 - 壹岐友香(京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻社会学専修)
『らんま1/2』における役割語の日英比較
16:50-17:50 総会
会場2 5階 企画展示室C
18:30-20:00 懇親会
ブルーウェーブイン小倉「玄海の間」
参加費2,500円(会員・一般共通)
21:00-23:00 合宿座談会
ブルーウェーブイン小倉「玄海の間」
参加費1,000円 ※会員向けの催しとなります
プログラム2日目:7月7日(日)
あるあるCity7階 あるあるYY劇場/6階 北九州市漫画ミュージアム
10:00-10:30 参加者受付 あるあるCity7階 あるあるYY劇場
シンポジウム「マンガとアジア」
北九州はアジアの玄関口として早くから栄え、官営八幡製鐵所の設置など日本の近代史を牽引してきた街です。このシンポジウムでは、アジアとマンガについて“現在”と“歴史”、二つの切り口から検討します。
第1部では、アジアでの日本マンガ受容の最新状況を、フィリピンの事例から考えます。少女マンガや「ボーイズ・ラブ(BL)」の急速な浸透は、フィリピンの社会・文化とどのように関わるのでしょうか。
第2部では、近代日本のアジアへの膨張過程を複眼的な視点で描いてきたお二人、安彦良和氏と村上もとか氏をお迎えします。大胆な創作も許されるマンガだからこそ描ける“歴史”とは何か。外交関係が厳しく冷え込んだ現在、あえてアジアを描くことの意義などを考察します。
10:30-12:30 シンポジウム「マンガとアジア」第1部 7階 あるあるYY劇場
MANGAが女性化する!?-フィリピンを中心として
- エース・ヴィタンコル(クリエイティブ・ディレクター/作家 アルチュリャ・ヒール出版社)
- チェンチュア・カールイアン・ウイ(アテネオ・デ・マニラ大学准教授)
- トリシア・アビゲイル・サントス・フェルミン(大阪大学大学院人間科学研究科/「BLコンヴェンションBlush」オーガナイザー)
- 長池一美(大分大学准教授)
- えすとえむ(マンガ家)/コメンテーター
- 濱野健(北九州市立大学非常勤講師)/通訳
- 大城房美(筑紫女学園大学教授)/司会
12:30-14:00 昼休み
ポスター発表 会場4 6階 常設展示エリア イベントコーナー
※発表者による説明および参加者との情報交換の時間を設けます
14:00-16:00 シンポジウム「マンガとアジア」 第2部
いま、アジアを描く
- 安彦良和(マンガ家)
- 村上もとか(マンガ家)
- 呉智英(評論家)/コメンテーター
- ヤマダトモコ(明治大学米沢嘉博記念図書館)/コメンテーター
- 吉村和真(京都精華大学教授)/司会
16:00 閉会あいさつ
小野耕世(日本マンガ学会会長)
1~2日目 地域展示【会場4 6階常設展示エリア イベントコーナー】
北九州や熊本など、九州のマンガ事情・マンガ研究状況について展示します
1~2日目 北九州市漫画ミュージアム見学ツアーの開催
希望者の方に学芸員による館内見学ツアーを開催します(申込不要)。
6日(土)11:15-12:15
7日(日)16:30-17:30
会員への参加案内送付について
会員の皆様へは、6月4日付発送で、ニューズレターvol.34とあわせて、大会参加案内と当日の招待入場券、大会要旨集等をお送りしております。今回は事前の参加申込は不要ですが、招待券と要旨集は大会当日に必要ですので、忘れずにご持参ください。6月10日(月)を過ぎてもお手元に届いていない方は、郵便事故等の可能性がありますので、事務局までお問い合わせください。
宿泊について
漫画ミュージアムのあるビル「あるあるCity」に隣接したホテル「ブルーウェーブイン小倉」にて、懇親会と合宿座談会を開催します。日本マンガ学会会員の皆様は、同ホテルへの予約(お電話でお願いします)の際に、会員であることをお告げいただくと、7/6については1泊5000円の優待料金でお泊りいただけます。他にも、早割りなどお得なプランや、航空券と組み合わせたパックもございます。詳しくはホテルのHPをご覧ください。
ブルーウェーブイン小倉HP
★6月15日追記
7月6日(土)の「ブルーウェーブイン小倉」はほぼ満室となっております。旅行代理店取り扱いのパックやプランに若干の空きがある可能性があります。以下のサイトもお試しください。
・ JTB
・ 楽天トラベル
・ じゃらん
・ スターフライヤーツアー
大会研究発表募集
第13回大会 研究発表募集について(2013/4/1 締め切り)
★問合せ先
北九州市漫画ミュージアム
〒802-0001福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5「あるあるCity」6階
TEL:093-512-5077 FAX:093-512-5130
E-MAIL:manga@city.kitakyushu.lg.jp