日本マンガ学会第23回大会


日本マンガ学会23回大会パンフレット

日本マンガ学会第23回大会

日程:2024年6月22日(土)、6月23日(日)
場所:2024年6月22日(土)京都精華大学
   2024年6月23日(日)京都国際マンガミュージアム
主催:日本マンガ学会
共催:京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム

参加費
会員:1,000円(1日につき)
・一般:2,000円(1日につき)
・学生(※要学生証提示、大学学部生以下)
 1日目:500円、2日目:1,000円

※本イベントは日本マンガ学会会員でなくとも参加できます。(事前申込不要)
※オンラインでの配信は予定されていません。ご了承ください。
※大会2日目は、京都国際マンガミュージアムへの入館料(大人900円・中高生400円・小学生200円)が別途必要です。また、《入館チケット+京都国際マンガミュージアム公式ガイドブック》特別セットは以下のウェブページから購入できます。
https://kyotomm.jp/news/guidebook_whatismanga/

研究発表 要旨集(PDF形式)

第23回大会要旨集

日程

2024年6月22日(土)
会員による研究発表(京都精華大学黎明館・明窓館)/総会/懇親会

12:00~12:40 参加受付
12:40 開会宣言 [京都精華大学 黎明館 L-101]
13:00~16:50 研究発表 [京都精華大学 黎明館]
17:00~18:00 総会 [京都精華大学 黎明館L-101]
18:00~20:00 懇親会 [京都精華大学グローバルカフェ「CAFE LA TERRACE」]
       会費3000円(会員・一般共通)
                  ※会場施設の方針に基づきアルコール類の提供はありません。

  • 書籍販売 [明窓館大ホール前「ホワイエ」]
  • ファミリー休憩室  [明窓館3階 ディスカッションスペース4]

※京都精華大学キャンパスマップ (https://www.kyoto-seika.ac.jp/about/map/
※各研究発表会場の教室は当日変更の可能性があります。

2024年6月23日(日)
シンポジウム「マンガと〈展示〉」(京都国際マンガミュージアム1階多目的映像ホール)

10:30-11:00 参加受付 
11:00-13:00 第1部「マンガを〈展示〉するということ」
13:00-14:30 昼休憩 ポスター発表(13:30-14:20)
14:30-16:30 第2部「ひろがりゆく〈マンガ展〉のかたち」
16:30 閉会式

研究発表 一覧

2024年6月22日(土)京都精華大学

第1会場 京都精華大学黎明館L-101教室
  • [13:00-13:30]
    伝統文化のコミカライズと教育:かまたきみこ『KATANA』を例に
    早野慎吾[都留文科大学文学部]
    かまたきみこ[マンガ家]
  • [13:40-14:10]
    樺島勝一と『日刊アサヒグラフ』の書字方向システム・紙面配置
    細馬宏通[早稲田大学文学学術院]
  • [14:20-14:50]
    新関健之助と飛行機:戦前・戦中期の子供マンガにおける空間表現の立体化
    [陰山涼 東京大学大学院]
  • [15:00-15:30]
    抗争するカリカチュア:風刺画家カラン・ダッシュについて
    [石野慶一郎 東京大学大学院]
  • [15:40-16:10]
    風刺画とナショナリズム:パレスチナ人風刺画家ナージー・アル=アリーの風刺画に見る表象の変遷 1983年~1987年
    濱中麻梨菜[東京大学大学院]
第2会場 京都精華大学黎明館L-102教室
  • [13:00-13:30]
    時と場と共同体から見る「世界マンガ」、その枠組みの構築に向けて
    桑原真子[熊本大学大学院]
  • [13:40-14:10]
    「ムーミン一家」とは誰なのか:翻案および翻訳による家族関係の変化に注目して
    秦美香子[花園大学]
  • [14:20-14:50]
    雑誌『D・COMICS』から見る2000年代前半のタイにおける翻訳マンガ出版の状況
    トジラカーン・マシマ[尚絅大学]
  • [15:00-15:30]
    「陽春白雪」と「下里巴人」の連環画:連環画の大衆性
    焦凡[中国河北美院]
  • [15:40-16:10]
    新時代の「花木蘭」はどのように描かれるのか?:改革解放後の中国の女性向けストーリーマンガにおける「男装する女性」の表現について
    孫旻喬[北京第二外国語大学]
第3会場 京都精華大学黎明館L-103教室
  • [13:00-13:30]
    ハーレクインコミックスの基礎的研究
    [原田知佳 熊本大学大学院]
  • [13:40-14:10]
    女性は涙が出る:少女マンガにおけるジェンダーステレオタイプの指標としての泣くシーン
    アディルバエワ・ミレーナ[京都精華大学大学院]
  • [14:20-14:50]
    女が国家を裏切る時:萩尾望都「トーマの心臓」の分析
    田村かおる[オレゴン大学大学院]
  • [15:00-15:30]
    少女マンガにおけるギャップ表現について
    清田汐里[崇城大学大学院]
  • [15:40-16:10]
    腐男子が伝えたいBLと商業BLについての一考察:腐男子作家のインタビューを通して
    井島由佳[大東文化大学]
第4会場 京都精華大学黎明館L-001教室
  • [13:00-13:30]
    少年マンガに学ぶ、「自らの人生を切り拓いていく」ためのパターン・ランゲージ
    太田深月[慶應義塾大学大学院]
    井庭崇[慶應義塾大学]
  • [13:40-14:10]
    少年マンガにおける女の暴力表象について:初期の週刊少年ジャンプを事例として
    岡崎優衣[大阪公立大学大学院]
  • [14:20-14:50]
    藤子・F・不二雄作品における住建築に関する描写について
    西山壮洋[崇城大学大学院]
  • [15:00-15:30]
    被災地におけるマンガの効果:被災地の避難空間におけるマンガキャラクター掲示支援の心理的効果について
    森山高至[マンガで被災地応援委員会]
  • [15:40-16:10]
    NTRマンガにおける「不能性」の表現
    森田百秋[京都精華大学大学院]
  • [16:20-16:50]
    『アドルフに告ぐ』制作の舞台裏と作品世界
    田浦紀子[一般]
第5会場 京都精華大学黎明館L-002教室
  • [13:00-13:30]
    日本における広告マンガの分類法の提案
    道﨑紗子[崇城大学大学院]
  • [13:40-14:10]
    実用マンガ制作の教育的効果:地域連携としての『中山久蔵物語』プロジェクトを具体例に
    竹内美帆[星槎道都大学]
    三上いずみ[星槎道都大学]
  • [14:20-14:50]
    画像生成AIのMidjourneyを活用したマンガ教材作成:マンガの創作経験の無い教員による創作
    川田明彦[京都情報大学院大学]
  • [15:00-15:30]
    ストーリーからコマ構成へ:情報整理を通してコマ割をメソッド化する
    菅野博之[神戸芸術工科大学]
  • [15:40-16:10]
    制作者が携わる視覚障害者へのマンガの提供フローの構築
    森菫[京都精華大学大学院]
  • [16:20-16:50]
    仏教を題材にマンガを描くことの難しさについての一考察:親鸞浄土教の視点を中心に
    近藤義行[龍谷大学大学院]
第6会場 京都精華大学黎明館L-201教室
  • [13:00-13:30]
    デジタル漫画史における表現の普遍性研究
    杜若飛[京都工芸繊維大学大学院]
  • [13:40-14:10]
    ウェブトゥーンからページ漫画へのオノマトペの変化
    李信暎[京都精華大学大学院]
  • [14:20-14:50]
    マンガ肉筆原稿の再版可能な高精細デジタルアーカイブ
    belne[開志専門職大学]
  • [15:00-15:30]
    美術館におけるマンガ展の変遷に関する考察:原画とホワイトキューブの関係から
    戸田康太[京都精華大学]
  • [15:40-16:10]
    漫画家の活動記録の保存と活用:豊島区立トキワ荘マンガミュージアム所蔵永田竹丸資料を中心に
    蓮沼素子[大仙市アーカイブズ]
  • [16:20-16:50]
    日本マンガ史における初期スクリーントーンの一考察:永田竹丸資料を使って
    川島丈尚[トキワ荘マンガミュージアム]

2024年6月23日(日)京都国際マンガミュージアム1階多目的映像ホール

[13:30-14:20] ポスター発表・発表者によるプレゼンテーションと質疑応答
  • マンガの自動音訳システムに有効な読み上げ手法の基礎調査
    新井浩[金城大学短期大学部]
  • タイにおけるこれまでの日本のマンガ・アニメの研究課題
    アサダーユット・チューシー[チュラロンコン大学]

シンポジウム「マンガと〈展示〉」

2024年6月23日(日)京都国際マンガミュージアム1階多目的映像ホール
11:00~13:00(第1部)/14:30~16:30(第2部)

1990年の東京国立近代美術館における「手塚治虫展」の開催以降、〈マンガ展〉はその場所や方法を拡げながら、マンガをめぐる営みの一部としてすっかり定着しました。
そうしたなかで、マンガを美術館のような場所で展示することの意味や、ビジュアル・ナラティブとしてのマンガ表現が、単行本や雑誌といった媒体から展示空間へと置き換えられることによって被る変化など、「マンガを〈展示〉するとはどういうことか」をめぐる論点が次々と浮上してきています。また、大英博物館でのThe Citi exhibition: Manga展に象徴されるグローバル化や、作家自身や出版社による企画開催への関わりの増大など、〈マンガ展〉をめぐる状況は今なお変化し続けてもいます。
本シンポジウムでは、これまでも多くの展示が開催されてきた京都国際マンガミュージアムでの開催を機として、こうした〈マンガ展〉の現在について、理論面・実践面からそれぞれ捉え直すことを試みます。

10:30~11:00 参加受付
11:00~13:00 第1部「マンガを〈展示〉するということ」

森川 嘉一郎 (明治大学国際日本学部准教授)
金澤 韻(インディペンデント・キュレーター)
村田 麻里子(関西大学社会学部教授)
伊藤 剛(東京工芸大学芸術学部マンガ学科教授)/司会

14:30~16:30 第2部「ひろがりゆく〈マンガ展〉のかたち」

しりあがり寿(マンガ家)
鷲谷 祐也(株式会社FUNDOM!イベント企画開発グループ GM)
イトウ ユウ(京都精華大学国際マンガ研究センター特任准教授)
表 智之(北九州市漫画ミュージアム学芸担当係長)/司会

会場アクセス

22日会場=京都精華大学
  • 阪急電車「河原町」からお越しの方
    京阪電車に乗り換え、「出町柳」行き乗車→「出町柳」下車/叡山電車に乗り換え、
    「鞍馬」または「二軒茶屋」行き乗車→「京都精華大学」下車
  • JR「京都」あるいは阪急「烏丸」からお越しの方
    京都市営地下鉄烏丸線「国際会館」前3番出口を出て、右に50m
    京都精華大学スクールバス(無料)・京都バス乗り換え
    ※ 懇親会終了後の時間はスクールバス運行は終了しています。
23日会場=京都国際マンガミュージアム
  • JR「京都」あるいは阪急「烏丸」からお越しの方
    京都市営地下鉄烏丸線「国際会館」行き乗車→「烏丸御池」下車2番出口を出て徒歩2分

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