海外マンガ交流部会 第1回海外マンガ交流会
日本マンガ学会海外マンガ交流部会
第1回「海外マンガ交流会――ケベックのBD作家ヌヌミさんをお招きして」
日時:2018年12月6日(木)19時~20時30分
場所:専修大学 神田校舎 1号館102教室(東京都千代田区神田神保町3-8)
出演:ヌヌミ(Nunumi)、原正人(バンド・デシネ翻訳家)
参加無料・逐次通訳付き・事前申し込み不要
このたび、日本マンガ学会海外マンガ交流部会として新たに「海外マンガ交流会」を立ち上げることになりました。海外マンガ交流部会は発足以来、年次研究会を行ってきましたが、平行して「海外マンガ読書会」を2018年10月にスタートし、年に3回から4回のペースで展開していく予定です。「読書会」の方はその名の通り、邦訳された海外マンガをじっくり読み、意見を共有し合う集まりであるのに対し、「交流会」では海外マンガ関係のゲストをお招きし、交流活動を行うことを目的とします。
「第1回海外マンガ交流会」として、2018年12月6日(木)の19時から、ケベックのバンド・デシネ作家ヌヌミ(Nunumi)さんをお招きし、バンド・デシネ翻訳家の原正人さんが聞き手となりお話を伺います。
ヌヌミさんは元々カナダのケベックでアニメーターとして活躍されていましたが、最近BD(バンド・デシネ)作家としての活動も展開されています。2017年には初の作品『スカイ・ローバー(Sky Rover)』で、カナダのコミック・アワード「ジョー・シャスター賞」のベスト自費出版作品賞に輝き、同年日本の文化庁メディア芸術祭で審査委員推薦作品にも選出されました。
『スカイ・ローバー』は飛行機乗りの少年と蛍でランタンを作る少女の物語であり、セリフを一切用いないサイレント作品ですので、言葉の壁をこえて皆に開かれた作品です。読むことができます。ヌヌミさんのサイトから無料で読むことができますので、ぜひ読んでみてください。
ヌヌミさんは11月23日(金)に筑波大学で行われる「国際的視点でマンガを考える! ケベック・バンド・デシネ特集シンポジウム」や11月25日(日)の「海外マンガフェスタ」など、さまざまなイベントに参加するために来日する予定ですが、この来日に合わせて新作もご用意されているようです。
海外のコミックス・アーティストと直に触れあうことができる貴重な機会です。カナダのフランス語圏という環境でアニメやバンド・デシネのお仕事をするというのはどういうことか、ご関心がある方はお気軽にぜひご参加ください。