日本マンガ学会 研究不正防止のためのガイドライン
策定の趣旨
「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(平成26年8月26日、文部科学大臣決定)では、研究活動における不正行為への対応方針について各学協会が規程等で明確にすることを求めています。これに対応し、日本マンガ学会は、会員が公正な研究活動をおこなうにあたって留意すべき事柄を「日本マンガ学会 研究不正防止のためのガイドライン」として発表します。
1.捏造・改ざんの禁止
研究によって得られたデータは公正に取り扱う必要があります。存在しないデータ、研究成果等を作成すること(捏造)、データ、研究成果等を真正でないものに加工すること(改ざん)は禁じられています。研究に用いたデータは、求められた際に研究過程を提示できるよう、適切に記録、管理する必要があります。
2.盗用・剽窃の禁止
他者の公開したアイデア、データ、結果、記事・論文等を、著者の了解または適切な表示なく盗用・剽窃・流用してはいけません。
3.不適切な引用・参照の禁止
先行研究や作品等は、著作権法を遵守して適切に引用・参照しましょう。
4.ギフト・オーサーシップ、ゴースト・オーサーシップの禁止
研究活動に直接関与し、論文内容または発表内容を承認した者は、著者となる資格を有します。したがって、著者となる資格がない者を著者として記載すること(ギフト・オーサーシップ)、著者となる資格がある者を著者として記載しないこと(ゴースト・オーサーシップ)は認められません。
なお、日本マンガ学会大会での研究発表や会誌『マンガ研究』への投稿にあたっては、それぞれの募集要項に示した通り、正会員または学生会員の資格を有することが必要です。
5.その他
研究成果の発表や論文投稿に際しては、投稿規程などを遵守してください。
カテゴリー: 日本マンガ学会の動き