海外マンガ交流部会 第16回公開研究会 「韓国漫画(マンファ)・ウェブトゥーンの現在」
海外マンガ交流部会 第16回公開研究会
「韓国漫画(マンファ)・ウェブトゥーンの現在」
日時:2024年3月10日(日)13時~16時
会場:Zoom(URLは追ってお送りします)
参加:無料。どなたでもご参加いただけます。
※以下の登録フォームにお名前とメールアドレスをご記入の上、「送信」ボタンを押してください。追ってZoomの招待URLをお送りします。
https://forms.gle/qFtcGoyHZdfJ89ZKA
<プログラム>
講演①飯田一史 氏(ライター)
「各種調査報告書から見た韓国漫画/ウェブトゥーン市場の現在」
講演②宣政佑(ソン・ジョンウ)氏(ライター、翻訳家)
「韓国漫画とウェブトゥーン事情の理解に役立つ、いくつかの背景知識」
講演③イ・ヒョンソク氏(ウェブトゥーン制作会社レッドセブン代表)
「ウェブトゥーン制作会社の現場から見た日本のマンガ・ウェブトゥーンと韓国ウェブトゥーンの違い」
全体セッション
【コメンテーター】山中千恵氏(京都産業大)
<企画概要>
インターネットを媒介に国際的な人気と注目をますます高めている「韓国漫画(マンファ)・ウェブトゥーン」の動向について、制作・流通・読者行動・歴史などさまざまな観点から検討します。
『新文化』にて「深掘り!韓国漫画の世界」(2023年11月~)を連載中のお三方をお招きして、飯田一史氏に韓国ウェブトゥーンの市場動向について概観していただき、さらに翻訳エージェントとして韓国および日本のマンガ文化を繋ぐお立場から宣政佑氏に、そして、ウェブトゥーン制作現場の側面からイ・ヒョンソク氏に現在の動向についてお話いただきます。
全体セッションでは、韓国文化研究をフィールドにされている山中千恵氏(京都産業大)にコメンテーターとして加わっていただき、参加者全体の質疑を展開します。
なお、本公開研究会はどなたでもご参加いただけるイベントです。
ぜひ多くの方々にご参加いただけるよう願っています。
<講演者紹介>
★飯田一史氏(ライター)
著書に『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社新書、2023)、『いま、子どもの本が売れる理由』(筑摩書房、2020)、『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社新書、2018)、『ウェブ小説30年史』(星海社新書、2022)など。構成・編集協力した本に藤田和日郎『読者ハ読ムナ(笑)』(小学館、2016年)や週刊少年ジャンプ編集部編『描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』(集英社、2021年)などがある。
『新文化』「深掘り!韓国漫画の世界」(宣政佑、イ・ヒョンソクとの共同連載)
(https://www.shinbunka.co.jp/cat/rensai/koreamangalog)
「現代ビジネス」版(韓国漫画・ウェブトゥーン史の初回)
(https://gendai.media/articles/-/122369)
『コミチ』「ウェブトゥーン制作の最前線」(全12回)
(https://magazine.comici.jp/series/627da3ac84054?myself=false&s=1)
★宣政佑(ソン・ジョンウ)氏(ライター、翻訳家)
1995年からライターとして韓国の新聞・雑誌・ウェブ媒体に、日本漫画・アニメなどに関して寄稿する。2002年からは日本でも、韓国の漫画やその他の文化の事情を紹介する。他に学芸員、出版エージェント、編集者などを務めた。「第25回韓国出版評論賞」評論優秀賞受賞。韓国での主な翻訳書に、『物語の体操』『ストーリーメーカー』『キャラクターメーカー』『感情化する社会』(大塚英志)、『増補エロマンガ・スタディーズ』(永山薫)、『ウェブ小説の衝撃』(飯田一史)、『新世紀ゾンビ論』(藤田直哉)、『私のジャンルに「神」がいます』(真田つづる)など。2020~23年度『韓国出版年鑑』漫画パート執筆。日本での編著に『韓国純情漫画雑誌目録』(国際日本文化研究センタープロジェクト推進室・刊)。
★イ・ヒョンソク氏(株式会社レッドセブン代表取締役)
1999年12月に来日し、2004年に東京都立大学大学院修士課程修了。社会学修士。韓国で漫画原作者としてデビューし、日本では講談社でデビュー。その後、編集者としてスクウェア・エニックス、NHNcomicoなどを経て、2019年に前身となるL7(現レッドセブン)を日本で創業。制作作品に『4000年ぶりに帰還した大魔導士』、『盗掘王』、『フィリアローゼ』など。共著に宮台真司編『サブカル「真」論』(ウェイツ、2005年)がある。