カトゥーン部会2010年度第3回研究会


  1. 日時 2010年7月17日(土)14:00~17:00
  2. 場所 日本キリスト教会館6階9号室
    (財団法人早稲田奉仕園内 東京都新宿区西早稲田2-3-1)03-3205-5411
    財団法人早稲田奉仕園内 地図
  3. 報告者 大倉 韻 (首都大学東京大学院)
  4. 報告論題 オタクの「社会化」―二次元ポルノグラフィ消費者へのインタビュー分析から―
  5. 報告概要
    数多あるオタク趣味の中でもアダルトゲームなどのいわゆる「二次元ポルノグラフィ」を消費する人々は、恋愛や性行為を描いた創作物を貪欲に消費する一方 で現実の恋愛や性行為に関わろうとしない傾向が見られる。他の一般に消費される恋愛メディアやポルノメディアの消費者と比較すると、これは奇妙なこととい える。
    この違いについて、しばしば「二次元に閉じこもって現実に出てこようとしない」といった類の解釈が見られるが、これは適当とは言えないのではないか。彼ら は否定的消極的に現実の恋愛や性行為を「諦めた」のではなく、積極的かつ合理的に二次元の恋愛や性行為を「選択した」のではないか。
    このことを、インタビュー分析を通して検討したい。

多くの方のご参加をお待ちしております。
茨木正治(部会責任者)
043-236-4650 ibaragi@rsch.tuis.ac.jp

カテゴリー: カトゥーン部会