2017年度 第1回 著作権部会のお知らせ


  1. 日時  2017年5月18日(木曜日)午後6時から9時まで。
  2. 場所  日本弁理士会館(東京都千代田区霞が関3-4-2)3階AB室。電話03-3581-1211。
    地下鉄「虎ノ門」駅下車。霞ヶ関ビルの裏。特許庁の隣。
  3. 会費  会場費・資料代として、1000円。
    資料として、数土直志(すど・ただし)「誰がこれからのアニメをつくるのか?」(星海社・2017年3月24日、972円)を含む。
    1000円を支払って下されば、どなたでも入場できます。新人歓迎。
  4. 講師と演題
    1. 午後6時から6時55分まで(質疑を含む)。
      佐藤秀峰「漫画家佐藤秀峰、Amazonを訴えるー読み放題サービスKindle Unlimited問題」
    2. 午後7時から7時55分まで(質疑を含む)。
      円谷英明「最近の中国のアニメ映画事情―中国へ再び挑戦して」
    3. 午後8時から9時まで(質疑を含む)。
      数土直志「アニメ産業の現状と課題」
  5. 講師紹介
    1. 佐藤秀峰氏は、1973年生まれ、北海道出身。「ブラックジャックによろしく」「海猿」「特攻の島」など。
      佐藤氏が描いた天皇似顔絵が、「佐藤氏の名誉、声望を害する方法で利用された」として勝訴した事件がある(東京地裁平成25年7月16日判決)。
      日本マンガ学会ニューズレター42号(2016年3月)8頁参照。
    2. 円谷英明氏は、1959年生まれ。福島県須賀川市出身の円谷英二(1901-1970)の長男・円谷一(はじめ)の次男である。
      2004年、円谷プロの6代目社長に就任、2005年退任、「円谷ドリームファクトリー」を創設、中国で特撮番組を手がけた。
      現在の円谷プロには、円谷英明氏など円谷一族はいない。円谷プロの株式は、パチンコ機器製造等の(株)フイールズが51%、玩具のバンダイが49%所有している。
      円谷英明「ウルトラマンが泣いている」(講談社現代新書・2013年、740円+税)がある。
      上松盛明・大家重夫「ウルトラマンと著作権」(青山社・2014年、4500円+税)に「ウルトラマンと裁判と私」を寄稿している。

    3. 数土直志氏は、ジャーナリスト。メキシコ生まれ、横浜育ち。アニメを中心に国内外のエンタテインメント産業に関する取材、報道、執筆を行っている。
      (株)ジェノスタジオが、破産したマングローブが制作中であったアニメ映画「虐殺器官」を引き継ぎ、2017年2月公開されたが、数土氏によれば、
      中国・上海に拠点をもつ上海絵界文化伝播有限公司の子会社、「絵(え)もん」(「もん」は、林の下に「夕」)が資金面で協力した、という(前掲書18頁以下)。
      「誰がこれからのアニメをつくるのか?―中国資本とネット配信が起こす静かな革命」を材料に活発な議論を期待したい。
  6. 出席の通知
    資料を用意する都合上、出席して下さる方は、下記へお知らせ下さい。
    (1)お問い合わせフォーム   へ「お名前」と「出席」と打って下さい。又は、
    (2)〒100-0014 東京都千代田区永田町2-17-17 アイオス永田町717 インタークロスIT企業法務研究所 大家重夫あて、
    葉書で、出席と知らせて下さい。
    メール、葉書で、住所を書いて下さった方には、次回、案内状を送ります。
  7. 情報
    • 辣椒(ラージャオ)「マンガで読む嘘つき中国共産党」新潮社・2017年1月・1000円+税。
    • 孫向文「中国が絶対に日本に勝てない理由」扶桑社・2016年7月・1000円+税。
    • 辣椒氏は、2014年から日本に滞在、「新潮45」「ニューズウイーク日本版」に連載している。
    • 孫向文氏は、2013年から日本に滞在している。
    • 辣椒氏は、この著作権部会に、2016年2月23日、高口康太氏(「なぜ、習近平は激怒したのかー人気漫画家が亡命した理由」祥伝社新書)とともに出演頂いた。
    • 高口康太氏は、最近、「現代中国経営者列伝」(星海社新書・2017年4月25日、900円+税)を出版された。
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