関西交流部会 第5回例会


日時>>2005年10月8日(土)11時半~19時
場所>>京都精華大学 明窓館(岩倉木野)

「第2回 日仏アニメーションの出会い」参加
参加者/10名

■概要
  京都精華大学で開催された「第2回 日仏アニメーションの出会い」に参加し、日仏のアニメーション関係者によるシンポジウムや上映会を観覧した。昼食をかねて自己紹介と近況報告を行ったのちプログラムに参加、パリのゴブラン映像高等教育学校の生徒作品の上映や、ゴブラン学校と日本のアニメスタジオそれぞれの責任者によるシンポジウム、アニメーション作家ベルナール・パラシオスの短編作品の上映と作家本人による作品解説と、盛りだくさんな内容であった。ゴブラン学校の生徒作品は、キャラクターの動作や画面転換など動きそれ自体の面白さに富んでおり、ウィットあふれるストーリーとあいまって観客を大いに楽しませていた。シンポジウムでは、それらのクオリティの高さだけでなく、進行の緩急や落ちのつけ方など作品構成の骨格の面で全体的に似通ったものになっていることが指摘され、興味深い議論が行われた。日本とフランスのアニメーション事情の違い、特に作家養成過程の違いについて考察を深める上での重要な手がかりとなるだろう。また、パラシオスの作品は独特の奇想に満ちており、作品自体の面白さに加えて、その奇想がそれぞれどういうきっかけで生まれてきたものか作家本人の口から聞くことができ、印象深い上映会となった。(文責/表智之)

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